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【2日目】第34回吹奏楽ゼミナール 中級Ⅱ

明けましておめでとうございます
2015年10月27日からスタートした株式会社ムジカ・フマーナは
初めてお正月を迎えました
2016年からは本格的に音楽事業を進めてまいります
今後ともどうぞよろしくお願いいたします

 

さて、【日本吹奏楽指導者協会主催】第34回吹奏楽ゼミナール 2日目の感想を記録します。
気になられた方は、ぜひ来年の参加、またはムジカ・フマーナまでお気軽にお問合せくださいませ。




 

1.コードネーム講座

1日目のフィンランディアリハーサルクリニックを受けて、フィンランディアを題材とした、作編曲家の杉本幸一先生によるコードネームの講座でした。(杉本幸一先生は1988年吹奏楽コンクール課題曲「カーニバルのマーチ」の作曲をされた方です。)
コードネームがわかると、指導の効率・質も高まります。音楽大学時代、吹奏楽の授業で「スコアにコードネームを書くように。これは常識」と教わっていたのでスムーズに講座を受けることができました。中級Ⅱのコースは、「コードネームの読み取りに関しては時間がかかるけれどある程度理解をしている」方であれば受講して問題ない範囲だと感じました。初日にコードネーム入門という講座がありますので、そちらと合わせて受けられたらさらに良いかと思います。(ムジカフマーナは、同時開催されていた移調楽器基礎講座に参加しました)

 

2.指揮法

初日に引き続き、崎田俊治先生のレッスンです。

「指揮法教程」を使用し、練習題7を重点的に教わりました。6/8拍子の音楽で、6拍子の指揮をします(左3拍右3拍)
指揮法教程では左手(左利きの方の場合は右手)を使わない指揮法ですので、指揮の図形だけで音楽を指示せねばなりません。
無駄な動きをすることなく、的確に指示する方法です。それが出来てから、左手で表現を足す。その流れで学ぶほうがよいです。
皆さんは、2/4拍子と6/8拍子の違いを答えることはできますか?子どもたちに聞かれたとき、説明できますか?
「本当」の指導者なら、説明できて当たり前。後日、機会があればその違いをブログに投稿します。

指揮法教程を使用して、基本の動きを勉強しますが、先生によって筋肉の付き方や腕の長さが違うので見え方・表現が全く違います。
これをいかに無駄のない動きで演奏者にわかりやすく伝えるかが肝になります。大変勉強になりました。

3.合奏指導法(中学校バンドの指導)

中学生モデルバンドさんをお迎えしての講座です。秋山紀夫先生の指導をじっくり学ぶことができました。
木管楽器・金管楽器・打楽器それぞれの音の作り方からの勉強です。「チューニングをしなくても音は合う。ウォームアップが大切」ということを目の前で見せていただきました。特に、木管楽器の「チューニングをする前に必要なウォームアップ(呼吸やアンブシュアの調整)」については、金管楽器出身の指導者にとっては大変勉強になる時間でした。
フルートの掃除棒はなぜ存在するのか。掃除をするためだけに存在するのではないということを、恥ずかしながら初めて知りました。

講座の後、秋山先生がお持ちの「ナチュラルトランペット」を見せていただきました。

ナチュラルトランペット
※秋山先生に許可を得て撮影した写真ですが、無許可での転載はお控えください。

4.ポップス演奏法

法政第二高校吹奏楽部の皆さんをお迎えしての講座でした。講師の先生は井上学先生と奥田英人さん(スインギー奥田さん)でした。
イン・ザ・ムードを題材としたレッスンでした。ポイントは、「ドラム」パートと楽器の配置です。
吹奏楽でもよく取り上げられる曲ですが、どうも格好よく決まらない、「吹奏楽風イン・ザ・ムード」が多いのが現状です。
最初、何も手を付けない状態で演奏が始まりました。すごくお上手です。ですが、何か物足りない。「吹奏楽風」なのです。
それを奥田先生は、楽器の配置とドラムの奏法でメロディラインがはっきり聞こえるメリハリのある「ビッグバンド」に仕上げられました。

・吹奏楽の現場で、ジャズやポップスを取り上げたとき、ドラムパートの指導をきちんと行えていますか?
・打楽器に的確な指示を出していますか?
・楽器配置について、曲の仕上がりを意識して配置していますか?いつもこうだから、になっていませんか?

これらが講座のポイントでした。
講座の後、奥田先生とお話しすることが出来ました。その際、奈良県で音楽講座を開きたいという想いを伝えたところ、ぜひ連絡くださいというお返事を頂戴しました。大和高田市で実現できるよう、進めてまいります。

 

5.誰にでもできるリトミック・ソルフェージュワークショップ

緒形まゆみ先生の指導のもと、行われました。ノートもペンもいらない、体だけ持ってきてください。そこから講座は始まりました。
最初から私たち参加者である「生徒」の心をつかむ緒形先生。全日本吹奏楽コンクール全国大会4度出場された「まゆみ先生の吹奏楽お悩み相談室」等を出版されている先生です。
・集中力をアップする
・音感を鍛える
それだけではなく、一瞬にして心を一つにしてしまう、不思議な講座でした。
今後のムジカ・フマーナの吹奏楽レッスンでは、リトミックソルフェージュを取り入れたレッスンをいたします。
お気軽にご相談ください。

 

株式会社ムジカ・フマーナ
奈良県大和高田市トロンボーン教室、吹奏楽レッスン、音楽企画、音楽教育、音大生支援、国際文化交流
ムジカフマーナ「人間の音楽」という意。

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