【1日目】第34回吹奏楽ゼミナール 中級Ⅱ
ムジカ・フマーナです。
3日間の吹奏楽ゼミナールを終え、東京から奈良に戻ってまいりました。
お会いできた先生方、東京音楽大学のモデルバンドの皆さま、このたびは大変お世話になり、ありがとうございました。
【日本吹奏楽指導者協会主催】第34回吹奏楽ゼミナール 1日目の感想を記録します。
講座の詳細内容(何をしてどう音楽が変わるのか、具体的な方法)につきましては、著作権を守るため控えさせていただきます。
気になられた方は、ぜひ来年の参加、または参加者にお声かけくださいませ。
はじめに.開講式
12時30分~開講式(東京音楽大学構内)
1.リハーサルクリニック
13時~東京音楽大学の生徒さんがモデルバンドとしてご協力くださり、汐澤安彦先生の指揮で
宮川成治さん編曲の吹奏楽版「交響詩 フィンランディア(シベリウス作曲)」のリハーサルクリニックが行われました。
宮川成治さんの編曲では、パーカッションパートに原曲に無いスネアドラム等が登場します。
原曲の迫力を効果的に表現された譜面です。
最初に一度通し、そこから汐澤先生が音楽をまとめていかれました。
みるみると音楽にメリハリがついていくのです。迫力・響きが倍増、なるほど!と思う方法をたくさん学びました。
特に、フィンランディア冒頭部は、クリニック前後で響きと迫力がまるで別物になり、開講早々「来年も参加したい」と思うほどの衝撃を受けました。
奏者の学生さんも指示に敏感で感動しました。
2.指揮法
指揮法では、崎田俊治先生に丁寧に見てもらうことができ、ピアノ(安達多香子先生)の演奏が自分の指揮でどんな音楽になるのかが、改めて理解することができました。
「指揮法教程」を使用し、一人ずつ指揮台に立ち、ピアノ演奏を指揮をしました。
定員40名で、ご欠席の方も数名いらっしゃいましたが、参加人数分の指揮を拝見することができましたし、自身が題材となって授業が進められましたので、緊張もありますが大変勉強になりました。「図形」を意識して指揮することがいかに重要かを教えていただきました。
指導年数問わず、指揮法に悩みが少しでもある方、ない方も、参加すれば発見があると思います。
3.楽典及び移調楽器基礎
中級2のクラスでは、コードネーム入門講座との選択でした。
今回は、移調楽器の記譜を復習したいと思い、楽典及び移調楽器基礎に参加しました。
音楽大学入試で必須の楽典の基礎部分を教えていただきました。
高校の音楽の授業でも習う音楽用語などから始まります。音大出身の人には。「当たり前」で物足りないかもしれない、というお話を伺っていましたが、そんなことはありません。その。「当たり前」を再度復習する機会を与えていただいたようでした。
中学校等で吹奏楽指導をされている学校の先生方や金管セクションリーダーさん等、移調楽器の読み替えを苦手とされる方が多くいらっしゃいます。そんな方々の苦手意識を吹っ飛ばす方法を教わりました。
もし苦手とされる先生・生徒さんがいらっしゃれば、ムジカ・フマーナを通してのレッスンの際にお伝えできたらと思います。
お気軽にご相談ください。
4.ゼミナール(クラス別討議)
クラス別で、講師の先生にも入っていただき、軽食をとりながら参加されている方々と交流もかねて悩み相談等しました。
全国から吹奏楽指導に熱心に取り組まれている先生方が多く、学校の先生方、そして外部講師それぞれのお悩みもお聞きすることができました。こんな機会はめったにありません。
すべての人が「うちの子たちは…うちの生徒は…子どものために…」と、生徒さんへの想いがどんどん溢れてくるようで、お話を聞いているだけでも幸せになれる、そんな時間でした。
これらの経験を大和高田市に持ち帰り、大和高田市の音楽文化振興に貢献できるよう、
2日目・最終日も励みます。
株式会社ムジカ・フマーナ
奈良県大和高田市トロンボーン教室、音楽企画、音楽教育、音大生支援、国際文化交流