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【3日目】第34回吹奏楽ゼミナール 中級Ⅱと吹奏楽指導者認定試験

、【日本吹奏楽指導者協会主催】第34回吹奏楽ゼミナール 3日目の感想を記録します。
気になられた方は、ぜひ来年の参加、またはムジカ・フマーナまでお気軽にお問合せくださいませ。




 

1.特別講座「アルフレッド・リードが日本の吹奏楽に残したもの」

「アルメニアンダンス」でお馴染みの、アルフレッド・リードについての特別講義でした。
ご担当は秋山紀夫先生です。
少年時代、高校生時代、米国陸軍航空隊軍楽隊時代、ジュリアード時代、ベイラー大学時代、ハンセン出版社時代、マイアミ時代、日本やアジアでの活躍 これらに分けて講義は進みます。

学生時代、楽譜を配られたらまず何をしていましたか?今学生の皆さんは、楽譜をもらったら真っ先に何をしますか?
人それぞれ、違うと思います。個人的には「人」が好きなので、真っ先に作曲者の生涯を調べます。
特にクラシック音楽などは、作曲された時代と今とが離れていますので、調べないでただ音を出すだけですと、上辺だけの演奏になりがちです。作曲者を知ると、楽譜に色がついたように見えてきます。これは人それぞれですが、調べれば調べるほど立体的になりますので、時間をかけて「知る」ことを省かずに、丁寧に音楽をすることが作曲者への敬意になるのではないでしょうか。

さて、ここで一つ質問です。どうして今回アルフレッド・リードがテーマだったのでしょうか?
答えが出た方は、アルフレッドリードを愛されている方です。
そうです。2005年リード没後10年目の2015年だからこその講義でした。

2.ゼミナール(選択制)上級コース編曲作品発表

この時間は、選択制でした。上級コース編曲作曲発表、合奏法・指揮法・運営法・編曲それぞれのQ&A、オーケストラスコアについての知識からの選択です。ムジカ・フマーナは中級2のコースでしたが、このコマでは上級コース編曲作品発表を選択しました。
ほかのQ&Aは、入門、中級コースの先生方が多かったようです。

上級コース編曲作品発表では、東京音楽大学の方がモデルバンドとして協力してくださり、事前に申し込みをした上級クラス20名のうち8名が実際に楽団を指揮し編曲した作品を披露し、メトセラI等の作曲者でもある田中賢先生に作品を講評してもらうことができます。

上級コース編曲法の授業でピアノ曲を吹奏楽アレンジし、各自で吹奏楽の譜面を起こして最終日に発表するというスタイルです。
授業が終わってからも気が抜けません。朝から眠るまで真剣な3日間です。

同じピアノ曲ですが、8名それぞれの世界観があり、聴講するだけでも大変勉強になりました。
楽器ごとに記譜が違いますので、特に移調楽器は注意しないといけません。全体的に打楽器の使い方が薄くなりがち、という田中先生の講評でした。マリンバのトレモロを入れるだけで響きに厚みが増したりと、田中先生が色付けをされると曲が一気に輝き、驚きました。

3.閉講式・修了証書授与

全員集まっての閉講式です。その後、クラスごとに修了証書授与があります。

吹奏楽ゼミナール
認定試験を受ける人は、これで終わりではありません。ドキドキしながら昼食を取り、試験を待ちます。

4.吹奏楽指導者認定試験(希望制)

受験級ごとに着席し、各自控室で最終チェックです。指揮の練習をする方もいれば、音楽用語暗記の最終確認をする方、色々いらっしゃいました。認定試験は、筆記・実技指揮・論文の3つで構成されています。1級・2級・3級で試験内容が変わります。
小論文は後日郵送です。

筆記試験が終わると、実技試験です。名前が呼ばれるまでは、各自最終チェックです。
試験が始まり、曲が終わると講評をいただくことができます。
これで3日間が無事終了、参加された先生方お疲れさまでした。講師の先生方、ありがとうございました。

 

株式会社ムジカ・フマーナ
奈良県大和高田市トロンボーン教室、吹奏楽レッスン、音楽企画、音楽教育、音大生支援、国際文化交流
ムジカフマーナはギリシャ語で「人間の音楽」という意。

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